「織田信長」をテーマにしたおすすめマンガ

「織田信長」をテーマにしたおすすめマンガ

「鳴かぬなら、殺してしまえホトトギス」。この句に象徴されるように、織田信長といえば冷酷非道なイメージが先行しがちです。しかし、近年の歴史研究や、それらを下敷きにしたマンガ作品では、繊細な内面、仲間を思う情熱、そして誰よりも早く「未来」を見据えていた先駆者としての姿が描かれています。

特に印象に残るのは、「正しさ」よりも「前に進むこと」を選び続ける姿です。漫画好きライターのわたし大本コマが思うに信長マンガは「何度描かれても、そのたびに違う顔を見せてくる存在」と感じるとっても不思議な主人公です。

本記事では、織田信長をテーマにしたおすすめのマンガをまとめています。

とくに以下のような方におすすめの内容です
  • 歴史マンガが好きで、人物像を深く味わいたい方
  • 織田信長という人物を多角的に知りたい方
  • 戦国時代を舞台にした濃い人間ドラマを読みたい方
  • 王道だけでなく、少し変わった切り口の作品にも触れたい方

時代を壊し、突き進む「織田信長」が描かれたマンガ

本記事では、織田信長をテーマにしたマンガの中から、大本コマが特に印象に残った作品を紹介しています。

合戦や策略の派手さだけでなく、信長という人物の思想や孤独、周囲との関係性まで丁寧に描かれている作品を中心に選んでいます。
実は、信長マンガは作家ごとに描き方が大きく異なっています。冷酷無比な魔王として描かれることもあれば、理想を抱え続けた不器用な男として描かれることもある。同じ人物を扱っているはずなのに、読み味がまったく違ってくる点が、このジャンルの面白さです。

「信長は結局、何を目指していたのか?」そんな疑問を抱きながら読む時間も、信長マンガの醍醐味となっています。歴史の結果を知っていても、その過程や感情に触れることで、物語として新鮮に感じられてくる。
ここから先では、読み進めるほど信長像が揺さぶられていくおすすめのマンガが続いていきます。あなたの中の「織田信長」のイメージが、少し書き換えられるかもしれません。

信長協奏曲

信長協奏曲

著者:石井あゆみ / 既刊23巻(2026年1月現在)

あらすじ

勉強嫌いの高校生サブローは、ひょんなことから戦国時代へタイムスリップしてしまいます。そこで出会ったのは、自分と瓜二つの顔をした本物の織田信長。病弱な本物の信長に「代わりに信長として生きてくれ」と頼まれたサブローは、教科書を頼りに天下統一を目指すことに。歴史を知らない少年が、持ち前の真っ直ぐさで乱世を駆け抜ける物語です。

大本コマ
大本コマ

「信長が実は現代の高校生だったら」という設定が、物語が進むにつれて驚くほど説得力を増していきます。サブローの飾らない人柄に、家臣たちがいつの間にか心酔していく過程がとても自然で心地よい。一方で、本物の信長が「明智光秀」として再登場する展開の妙には、鳥肌が立ちました。歴史の運命に翻弄される二人の信長から目が離せません。

いくさの子 ―織田三郎信長伝―

いくさの子 ―織田三郎信長伝―

著者:原哲夫(原作:北原星望) / 全20巻(完結)

あらすじ

『北斗の拳』の原哲夫先生が描く、信長の少年期から青年期にスポットを当てた物語。尾張の「大うつけ」と呼ばれ、港町で荒くれ者たちを束ねていた吉法師(後の信長)。彼の奔放な生き様と、父・信秀との絆、そして後に天下を揺るがす軍団へと成長していく仲間たちとの青春を描きます。圧倒的な「熱量」で綴られる、新しい信長像です。

大本コマ
大本コマ

とにかく、信長がめちゃくちゃ「カッコいい」!原先生の力強いタッチで描かれる信長は、生命力に溢れていて、まさに戦国の覇者にふさわしいカリスマ性があります。特に少年期の、既成概念をぶち壊していくエネルギッシュな姿には、読む側も勇気をもらえます。合戦シーンの迫力は言うまでもなく、男たちの友情と覚悟に涙する名作です。

信長のシェフ

信長のシェフ

著者:龍幸伸 / 既刊17巻(2026年1月現在)

あらすじ

現代の料理人・ケンが戦国時代にタイムスリップ。記憶を失いながらも料理の腕だけは覚えていた彼は、信長に拾われ、お抱え料理人となります。「料理で戦を制する」という信長の大胆な発想の下、ケンは当時の食材と知恵を駆使し、外交や策略を有利に進めるための至高の一皿を作り続けます。

大本コマ
大本コマ

「胃袋を掴んで天下を獲る」という切り口が斬新すぎます!信長の無理難題に対し、ケンが歴史知識と料理理論で応えていく展開が最高に面白い。信長が料理を通じてケンの正体(未来人であること)を薄々感じ取りつつ、信頼を深めていく関係性が尊いです。歴史の裏側で料理人がどう活躍したのか、知的な刺激と空腹感(笑)を同時に味わえる一冊。

信長の忍び

信長の忍び

著者:重野なおき / 既刊21巻(2026年1月現在)

あらすじ

信長の夢「天下布武」に憧れ、彼に仕えることになった忍びの少女・千鳥。ドジだけど忍術の腕は超一流な彼女の目線から、信長の覇道をコミカルかつシリアスに描く4コマ漫画です。ギャグ調の絵柄ながら、ストーリーは史実に忠実で、桶狭間から本能寺に至るまでの激動の歴史が緻密に描かれます。

大本コマ
大本コマ

「4コマでしょ?」と油断して読むと、その歴史描写の深さとシリアスな展開に驚かされます。信長を「甘いもの好きで少し不器用な主君」として描きつつ、戦場での非情さもしっかり描写する。千鳥との強い信頼関係が、凄惨な合戦の中での救いになっています。笑いながら読み進めるうちに、気づけば戦国時代の流れに詳しくなれる名作です。

信長を殺した男~本能寺の変 431年目の真実~

信長を殺した男~本能寺の変 431年目の真実~

著者:藤堂裕(原案:明智憲三郎) / 全8巻(完結)

あらすじ

日本史上最大のミステリー「本能寺の変」。なぜ明智光秀は主君を討ったのか?光秀の子孫と伝えられる原案者が、独自の調査と新事実を基に、定説を覆す「光秀の真実」を描きます。信長の狂気と、それを受け止める光秀の苦悩。二人の理想がなぜすれ違い、悲劇へと向かったのか。事件の裏に隠された驚愕の真相に迫ります。

大本コマ
大本コマ

これまで「裏切り者」とされてきた光秀のイメージが、根底から覆されました。信長を誰よりも愛し、理解していた光秀。そんな彼がなぜ、引き金を引かなければならなかったのか。二人の男の絆が深ければ深いほど、結末の切なさが際立ちます。歴史ミステリーとしての完成度が非常に高く、一気に読んでしまう説得力がありますね。

織田シナモン信長

織田シナモン信長

著者:目黒川うな / 全10巻(完結)

あらすじ

本能寺の変で最期を遂げた織田信長。次に目覚めた時、彼は現代日本で「柴犬」に転生していました!名前はシナモン。さらに、武田信玄や伊達政宗といった戦国武将たちも、なぜか近所の飼い犬として転生しており……。ドッグランを舞台に、前世の因縁と現代の犬事情が交錯する、異色の転生コメディです。

大本コマ
大本コマ

「信長が柴犬」という設定だけでも面白いのですが、中身がちゃんと(?)信長なのが最高です。ドッグランで天下を論じたり、リードに繋がれる屈辱に耐えたり。強面の戦国武将たちが、犬としての本能(散歩が嬉しい、おやつが欲しい)に抗えない姿に、お腹を抱えて笑ってしまいます。癒やしと爆笑が同居した、究極の信長マンガですね。

戦国小町苦労譚

戦国小町苦労譚

著者:沢田一(原作:夾竹桃) / 既刊17巻(2026年1月現在)

あらすじ

農業高校に通う女子高生・静子が、戦国時代へタイムスリップ。信長にその才能を見込まれ、「農業で国を豊かにせよ」という命を受けます。現代の農業知識や品種改良、さらには工業技術まで持ち込み、信長の領地を異次元のスピードで近代化させていく静子。信長の覇道を、武力ではなく「生産力」で支える内政特化型の冒険譚です。

大本コマ
大本コマ

いわゆる「内政チート」ものですが、農業の描写が非常に細かくて面白い!静子が持ち込む新しい技術に、信長が目を輝かせて驚く様子は見ていて爽快です。信長を「未知の技術を柔軟に取り入れる最高の経営者」として描いており、彼が静子の提案をどう実現していくかという政治的な手腕も描かれているのが非常に興味深いですね。

センゴク

センゴク

著者:宮下英樹 / 全15巻(完結)

あらすじ

信長に才能を見出された「失敗を恐れない男」仙石権兵衛を主人公に、織田軍団の激闘を描きます。信長を、圧倒的な合理主義者でありながら、理解されない孤独を抱えた「時代の異端児」としてリアルに描写。最新の研究に基づいた信長の軍事革命や、彼が目指した「天下」の真実を浮き彫りにします。

大本コマ
大本コマ

この作品の信長は、とにかく「怖い」です。でも、その怖さの裏にある合理的な判断や、時代を先取りしすぎたゆえの孤独感に、強烈に惹きつけられます。物語の中で信長が退場するシーンは、歴史を知っていてもなお震えるほどの衝撃がありました。一人の家臣の目を通して描かれる「巨大な信長像」を、ぜひ体験してほしいです。

織田信長(横山光輝)

織田信長(横山光輝)

横山光輝 / 全6巻(完結)

あらすじ

歴史マンガの大家・横山光輝先生による、信長伝の決定版。幼少期のうつけ時代から、桶狭間、美濃攻略、そして本能寺まで、信長の生涯を史実に忠実に、ドラマチックに描き出します。変に奇をてらわない王道の構成で、信長という人物がどう成長し、どのように日本を変えていったのかを学ぶことができる、まさに教科書的な名作です。

大本コマ
大本コマ

これぞ正統派!横山先生の安定した筆致で描かれる信長は、威厳に満ちていて、これこそが「信長だ」と思わせる安心感があります。合戦の戦略や政治背景も分かりやすく整理されているので、信長について詳しく知りたいという初心者の入門書としても最適。時代を超えて読み継がれるべき、不朽のスタンダードですね。

信長(工藤かずや・池上遼一)

信長(工藤かずや・池上遼一)

著者:池上遼一(原作:工藤かずや) / 全8巻(完結)

あらすじ

『サンクチュアリ』の池上遼一先生が、その圧倒的な劇画タッチで描く信長伝。既存のモラルを否定し、己の欲望と信念に従って突き進む「劇画的英雄」としての信長を描き出します。美しく、力強く、そしてどこまでも妖艶。戦国という修羅の国で、神をも恐れぬ挑戦を続ける信長の姿を、官能的なまでに鮮やかに描いた異色作です。

大本コマ
大本コマ

池上先生の描く信長が、とにかく色気がすごすぎて当てられます!一コマ一コマが絵画のような美しさで、信長の放つ殺気とカリスマ性が紙面から溢れ出しているようです。英雄としての格好良さだけでなく、その内面にある激しい情熱や狂気が劇画特有の重厚さで表現されており、大人のための信長マンガとして最高峰の一冊です。

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