「数学」をテーマにしたおすすめマンガ特集

「数学」をテーマにしたおすすめマンガ特集

数学をテーマにしたマンガと聞くと、少し身構えてしまう人もいるかもしれません。けれど、実際に読んでみると、数字や式の向こう側にある人間ドラマに心を掴まれている。そんな読書体験が待っています。難しそうに見える数学が、物語の中で自然と息づいている点が、このジャンルの面白さです。

特に印象に残るのは、「わかった瞬間」の気持ちよさです。問題が解けたときの高揚感や、思考が一気につながる瞬間が、マンガという表現を通して鮮やかに描かれている。

この記事では、数学をテーマにしたおすすめのマンガを、漫画好きライターの大本コマ視点でまとめています。

とくに以下のような方におすすめの内容です
  • 数学が苦手だったけれど、少し気になっている方
  • 知的好奇心を刺激してくれるマンガを読みたい方
  • 頭を使う物語や思考型の作品が好きな方
  • 勉強ものでも物語性を重視したい方

考える楽しさに引き込まれる「数学」がテーマになったマンガ

本記事では、数学をテーマにしたマンガの中から、「読んでよかった」と感じた作品を紹介しています。

公式や理論を並べるだけではなく、登場人物の思考や感情と結びつけて数学を描いている作品を中心に選んでいます。物語を追ううちに、自然と数学の世界に引き込まれている感覚が残ります。

実は、数学マンガほど読み手の経験によって印象が変わるジャンルでもあります。学生時代に感じた苦手意識が、別の角度から描かれることでやわらいだり、逆に得意だった人ほど深く刺さったりする。そんな不思議な懐の深さがあります。

「勉強っぽい話は避けてきた」という方でも、読み始めると意外とスラスラ進んでいる。物語が感情を伴って進むことで、数字や理論が記号ではなく「意味のあるもの」として立ち上がってくるからです。

数字であそぼ。

数字であそぼ。

著者:絹田村子 / 既刊12巻(2026年1月現在)

あらすじ

一度見たら忘れない「完全記憶能力」を持つ主人公・横辺建己。暗記だけで名門・吉田大学理学部に合格した彼でしたが、大学数学の「意味を理解しなければならない」壁にぶつかり、あえなく留年してしまいます。変人揃いの教授や学生たちに囲まれ、迷走しながらも数学の真の面白さに目覚めていく、爆笑必至のキャンパスライフです。

大本コマ
大本コマ

「数学科ってこんなに面白いの!?」と衝撃を受けた作品です。

建己くんが直面する「暗記はできるけど理解ができない」という悩みは、実は多くの人が共感できるポイント。数式の解説がとにかく丁寧で、理屈がわかるとパッと世界が開けるような感覚を、読者も一緒に体験できるのが素晴らしいですね。

チ。―地球の運動について―

チ。―地球の運動について―

著者:魚豊 / 全8巻

あらすじ

15世紀のヨーロッパ。異端思想が厳しく弾圧されていた時代、地動説を証明しようとした人々がいました。合理的な思考を重んじる神童ラファウは、禁じられた研究を進める学者と出会い、宇宙の美しさと真理を証明するために命を懸けます。世代を超えて受け継がれる「知」のバトンと、信念を貫く数学的思考の物語です。

大本コマ
大本コマ

アメトークのマンガ大好き芸人で紹介されたときに知って読んでみたのですが、もう、魂が震えるような感動を覚えました。

当時の価値観を覆す「地動説」を、数式と観測で証明しようとする彼らの姿は、戦士そのものです。数学が単なる計算ではなく、世界の見方を変えるための戦いなんだと教えてくれました。読み終えた後、夜空を見上げる時の気持ちがガラリと変わる名作です。

はじめアルゴリズム

はじめアルゴリズム

著者:三原和人 / 全10巻

あらすじ

老数学者・内田は、廃校で独り、地面に数式を書き殴る少年・ハジメと出会います。世界を数字で捉え、独自の視点で真理を追い求めるハジメ。内田はその才能を導き、少年に数学という広大な海を見せます。日常の風景がすべて数式に変換されていく、天才少年の純粋でダイナミックな成長物語が瑞々しく描かれます。

大本コマ
大本コマ

世界が数字でできていることが、これほど美しく表現されるなんて!ハジメくんの瞳を通して見る世界は、キラキラとした数式に満ちていて、読んでいて心が洗われるようです。数学を愛する人たちの純粋な情熱が、圧倒的な画力で表現されていて、理系・文系問わずグイグイと引き込まれる力があります。

数学ゴールデン

数学ゴールデン

著者:藏丸恵一 / 既刊6巻(2026年1月現在)

あらすじ

高校生の小野田春一は、数学オリンピックの日本代表を目指す「数学特化型」の少年。人付き合いを断ち、孤独に問題を解き続ける彼でしたが、同じ夢を持つ少女・七瀬まみと出会い、競技数学の奥深さと「仲間」の存在を知ります。制限時間の中で難問を攻略していく、まさに「数学の格闘技」とも言える熱血スポーツ根性物語です。

大本コマ
大本コマ

数学版『スラムダンク』と言っても過言ではない熱さです!たった一問を解くために、脳を限界までフル回転させる描写がとにかくエネルギッシュ。孤高だった主人公が、ライバルとの交流を通じて人間的に成長していく姿には、思わず拳を握って応援してしまいます。数学オリンピックの裏側も知ることができて、純粋に面白いです。

アルキメデスの大戦

アルキメデスの大戦

著者:三田紀房 / 既刊41巻(2026年1月現在)

あらすじ

1933年、日本。巨大戦艦「大和」の建造を巡り、海軍内部で対立が起きていました。戦艦建造計画の不正を暴くため、天才数学者・櫂直が抜擢されます。彼は計算と論理を武器に、巨大な権力と軍部の闇に挑みます。「数学の力で戦争を止められるか」という極限のミッションに挑む、本格歴史経済サスペンスです。

大本コマ
大本コマ

三田先生らしい、徹底したロジックの積み上げが快感です!

櫂が黒板いっぱいに数式を書き込み、不可能と思われた見積もりを算出するシーンは、どんなアクションシーンよりもスリリング。数学という「最強の矛」を使って、国の運命を変えようとする男の知的な戦いに、毎巻ゾクゾクさせられます。

フェルマーの料理

フェルマーの料理

著者:小林有吾 / 既刊4巻(2026年1月現在)

あらすじ

数学者を志すも挫折した少年・北田岳。彼は若き天才シェフ・朝倉海と出会い、「料理」の世界に数学的思考を持ち込みます。温度、塩分、食感、すべてを計算し尽くし、最高の一皿を生み出していく岳。数学×料理という異色の組み合わせで、未知の美食領域を切り拓いていく、スタイリッシュな料理マンガです。

大本コマ
大本コマ

料理を「数式」として捉える発想が新しすぎて、目から鱗でした!『アオアシ』の作者が描くだけあって、心理描写や覚醒シーンの熱量はピカイチです。緻密な論理から、誰も想像しなかった至高の味を導き出す快感は、まさに「数学の証明」そのもの。読んでいるとお腹も空くし、知的好奇心も満たされる贅沢な作品ですね。

リサの食べられない食卓

リサの食べられない食卓

著者:黒郷ほとり / 全3巻

あらすじ

吸血鬼でありながら、血の代わりに「数字」を食べて生きる少女・リサ。彼女にとって、美しい数式は極上のご馳走でした。街に溢れる数学的な悩みや、人々の想いがこもった数式を「調理」していくリサ。一話完結で綴られる、数学の持つ切なさと温かさを描いた、ファンタジックでノスタルジックな物語です。

大本コマ
大本コマ

数学を「食べる」という設定がとにかくお洒落で、絵も繊細で美しいです。

数学が苦手な人でも、この作品を読めば「数字ってこんなに美味しそうなんだ」と思えるはず。誰かの人生が詰まった数式をリサが優しく受け止める様子に、心がじんわり温まります。数学の持つ優しさを再発見できる、珠玉の短編集です。

数学女子

数学女子

著者:安田まさえ / 全5巻

あらすじ

大学の数学科を舞台に、女子大生たちが繰り広げる日常系4コマ。数学科あるあるネタが満載で、「円周率は3ではなく3.1415…と最後まで言いたくなる」「日常会話が論理記号になる」など、数学オタクたちの生態をコミカルに描きます。ゆるい雰囲気ながらも、作中に出てくる数学ネタは本格派な、隠れた名作コメディです。

大本コマ
大本コマ

数学好きなら「わかるわかる!」と爆笑間違いなしのネタが満載です!

そうでない人も、数学に没頭する彼女たちの純粋(でちょっと変)な姿に癒されるはず。数学科という、少し特殊な世界の日常を覗き見しているような楽しさがあります。難しいことは抜きにして、数学を愛でる楽しさを教えてくれる一冊ですね。

和算に恋した少女

和算に恋した少女

著者:中川 真 (Writer), 風狸けん (イラスト) / 全3巻

あらすじ

江戸時代、日本独自の数学「和算」が花開いた時代。算額を奉納し、数学の腕を競う「算額奉納」に情熱を燃やす少女と、それを支える和算家たちのドラマを描きます。西洋数学とは異なる進化を遂げた和算の奥深さと、当時の人々がパズルを楽しむように数学に親しんでいた様子が、生き生きと描かれる歴史ロマンです。

大本コマ
大本コマ

江戸時代にこれほど高度な数学が親しまれていたなんて、驚きと感動の連続です!着物姿で複雑な幾何学問題を解く少女がとても凛々しく、素敵なんですよね。和算ならではの独特の美意識や、難問に挑む真剣勝負の緊張感が心地よく、歴史の勉強としても、数学マンガとしても非常に楽しめる作品です。

ラディアン(RADIANT)

ラディアン(RADIANT)

著者:トニー・バレント / 既刊20巻(2026年1月現在)

あらすじ

フランス発のマンガですが、日本でも絶大な人気を誇る王道ファンタジー。魔法使いを目指す少年セトが、天から降る怪物ネメシスを倒すため、伝説の地「ラディアン」を目指します。魔法の設定に「計算」や「幾何学」的な要素が組み込まれており、力任せではない数学的な攻略が必要とされる場面が多く登場します。

大本コマ
大本コマ

『ワンパンマン』の村田雄介先生も推薦している注目漫画です!

魔法の発動に緻密な計算が必要という設定が、理系心をくすぐります!

王道の冒険活劇でありながら、バトルの節々に論理的な駆け引きがあり、数学的なセンスを感じさせる演出が秀逸です。フランスの漫画家さんが日本流の「SHONEN」を描いているので、演出もダイナミックで新鮮。魔法と数学の融合が最高にクールです!

浜村渚の計算ノート(文庫本)

浜村渚の計算ノート(文庫本)

著者:モトエカホ(原作:青柳碧人) / 全10巻

あらすじ

「数学を愛しすぎてしまったテロ組織」が、数学の地位向上を叫んでテロを巻き起こす異色の世界観。警察が頼ったのは、数学以外の科目はさっぱりだけど、数学だけは天才的な女子中学生・浜村渚でした。彼女はテロリストが仕掛けた「数学的な謎」を、愛用のノートと類まれな発想力で鮮やかに解き明かしていきます。

大本コマ
大本コマ

漫画ではなく文庫本ですが、こちらはとってもおすすめ!

数学ミステリーとして、めちゃくちゃ完成度が高いです!テロの動機が「数学への愛」というシュールさもありつつ、渚ちゃんが解くトリックはどれも「なるほど!」と膝を打つものばかり。数学の豆知識も豊富で、読むだけで少し賢くなった気分になれます。渚ちゃんのゆるふわな雰囲気と、鋭い考察のギャップがたまりません。

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