シナリオライティング・脚本の書き方が学べるおすすめ書籍・本

シナリオライティング・脚本の書き方が学べるおすすめ書籍・本

本記事では、物語の構成づくりからキャラクター設計、読者の心を動かすドラマづくりまで、シナリオライティングの基礎と実践が身につくおすすめ書籍をご紹介します。

「アイデアはあるのに物語としてまとまらない」「キャラクターが動かず、展開が不自然になってしまう」

そんな悩みは、作り手なら誰もが一度は通る道です。

シナリオには、“おもしろさの構造”を理解するための明確な技術があります。今回は、初心者から中級者まで役立つ、実践的で読みやすい良書をピックアアップしました。

とくに以下のような方におすすめの内容です
  • 映画・アニメ・漫画・ゲームなど物語制作に挑戦したい方
  • プロット設計やキャラクターづくりの基礎を体系的に学びたい方
  • ストーリーが途中で破綻してしまう原因を知って改善したい方
  • 読者や視聴者に「伝わる物語」を書けるようになりたい方

物語の構造を理解し“読まれるシナリオ”を作れるようになるおすすめ本まとめ

ここで紹介する本はすべて、物語の骨格となる構成・キャラクター・葛藤・テーマを“どう組み合わせるか”というシナリオの基本原理を、具体的な例とともにわかりやすく解説した内容になっています。

三幕構成やビートシートといった王道メソッドはもちろん、感情を揺さぶる展開づくりや魅力的なキャラクターを作るための思考法まで幅広く学べるラインナップです。

私自身も、感覚だけで書こうとして物語が迷子になってしまった経験があります。しかし、構造や手法を学ぶことで、「物語は才能ではなく技術でもある」という視点に救われました。

いま手が止まっている方も大丈夫です。読書によって“物語を書くための地図”を手に入れれば、あなたの頭の中のアイデアが、本当に魅力的なストーリーへと姿を変えていくはずです。

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シナリオ・センター式 物語のつくり方 プロ作家・脚本家たちが使っている

シナリオ・センター式 物語のつくり方 プロ作家・脚本家たちが使っている

こんな人におすすめ・物語づくりの基礎からきちんと学びたい人
・脚本や小説、マンガ原作に挑戦したい初心者
・自分の経験を「物語」として形にしたい人におすすめです。

本書は、“物語のつくり方”をゼロから学びたい人のための実践的な参考書です。

連続ドラマの脚本家の70%以上、さらにはコンクール受賞者の90%以上が学んだという「シナリオ・センター」の創作術を、惜しみなく詰め込んだ一冊となっています。物語の核となる設定の作り方から、登場人物の立て方、構成やシーンの描き方までを丁寧に紐解きながら、「どうすれば読者や観客の心をつかめるのか?」にじっくり向き合える内容です。

特に面白いのが、脚本や小説に限らず、マンガ原作や自分史など、あらゆる「物語づくり」に応用できるところ。難解な専門用語を使わず、文章のトーンもやさしいので、初心者でもすんなり読み進められます。

「書いてみたいけれど、どう始めたらいいかわからない」「設定ばかり思いついて話が続かない」そんな悩みを抱える方に、心強いヒントを与えてくれる一冊です。

シナリオ・センター式 物語のみがき方 プロ作家・脚本家・プロデューサーが使っている

シナリオ・センター式 物語のみがき方 プロ作家・脚本家・プロデューサーが使っている

こんな人におすすめ・シナリオや小説を書いているが、どう直せばよくなるか悩んでいる人
・面白さの「正体」を分析的に学びたい人
・書いたものを“作品”として仕上げたい人におすすめです。

本書は、物語を“書くだけ”で終わらせたくない人に向けた、シナリオづくりの実践的な参考書です。

日本のテレビドラマの約7割を担う脚本家を輩出している「シナリオ・センター」のノウハウをベースに、作品を“もっと面白くする”ための物語の磨き方にフォーカスしています。

「この話、どこか足りない気がする…」「書き上げたけど、どこを直せばいいのか分からない」と悩んでいる方には、まさに救いのヒントとなる一冊。6,000本を超える実際のシナリオ分析から導き出された「シナリオ診断学」がベースになっており、ロジカルに作品ののびしろを見つけ出す方法が解説されています。

さらに、推敲の視点や、読み手・観客の心を掴むために“何を削り、何を加えるべきか”が具体的に語られていて、修正作業に苦手意識がある方にも読みやすく構成されています。

ゲームシナリオ入門―基礎知識から設定・キャラクター・プロット・テキストの技法まで

ゲームシナリオ入門―基礎知識から設定・キャラクター・プロット・テキストの技法まで

こんな人におすすめ・ゲーム業界でシナリオライターを目指している人
・小説や脚本とは違う「ゲームならでは」の物語設計を学びたい人
・物語制作の幅を広げたいクリエイターにおすすめです。

本書は、ゲームの物語づくりを志すすべての人に向けた入門〜実践までを網羅したおすすめの本です。

物語の中でプレイヤーが「動く」という、ゲームならではの特性にどう物語を絡めていくか。その根本的な考え方から、設定づくり、キャラクター設計、プロット構成、そしてプレイヤーを惹きつけるテキストの書き方まで、現役のゲームシナリオライターが丁寧に解説しています。

実は、ゲームシナリオと小説や映画の脚本は似て非なるもの。選択肢や分岐、プレイヤーの自由度といった「ゲームならではの文法」を理解していなければ、魅力的なシナリオは書けません。本書はその点をしっかり押さえ、「ただ書くだけ」ではなく、ゲームとしての体験を設計する視点も身につけられる内容となっています。

ゲーム業界を目指す方はもちろん、創作に興味がある人にも新しい視点を与えてくれる一冊です。

映画脚本の教科書 プロが教えるシナリオのコツ 心得・法則・アイデア・分析

映画脚本の教科書 プロが教えるシナリオのコツ 心得・法則・アイデア・分析

こんな人におすすめ・シナリオ執筆に挑戦してみたい映画初心者
・独学でつまずいているが、基本に立ち返りたい人
・“思い”はあるけど“形”にできないと悩む創作志向の方におすすめです。

本書は、「映画を作りたい」という情熱を持った人にとって、最初の一歩を確実に踏み出せるよう導いてくれる参考書です。

著者は、映画制作に携わる人々の悩みに30年以上向き合ってきた経験を持ち、「シナリオは才能ではなく技術で書ける」と断言します。多くの人が「センスがないから書けない」と思い込みがちですが、実はシナリオは“職人技”の世界。芸術的なひらめきよりも、再現可能な“型”や“手順”が重要だと気づかされます。

映画やドラマを観て育った私たちは、どうしても「面白さ」や「感動」だけに目を奪われがちです。しかし、本書ではその裏にある設計図=シナリオの構造や考え方を、熱量高くかつ実践的に教えてくれます。「誰でも書ける」ための現場視点のアドバイスがぎっしり詰まっているのが印象的です。

はじめてでも書ける! ブックライティング実践講座

はじめてでも書ける! ブックライティング実践講座

こんな人におすすめ・出版に興味があるけれど何から始めていいかわからない人
・ブログやSNSでの発信を本という形にまとめたい人
・書きかけの原稿を完成させたいと考えている人におすすめです。

本書は、「本を書きたいのに、最初の一歩が踏み出せない」人にぴったりの参考書です。

SNSやブログでの発信には慣れていても、「本」という形にするとなると話は別。構成ってどう作る?企画書って必要?執筆はどこから始める?――そんな疑問や不安が山ほど浮かんできて、立ち止まってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。

この本の魅力は、出版の全体像がスッと見えてくる点です。企画の立て方から、素材集め、目次構成、推敲、校正、そして出版まで、「書く」ことのすべてを順を追って学べるように工夫されています。特に「ひとりでは心細い…」と感じている方にとっては、まるで道案内をしてくれる伴走者のような存在になってくれるはず。

「思いはあるのに、カタチにできない」――そのもどかしさを解きほぐしてくれる一冊となっています。

「感情」から書く脚本術

「感情」から書く脚本術

こんな人におすすめ・読者や観客の心を動かす脚本や小説を書きたい人
・物語の“感動”を論理的に学びたい人
・エンタメ作品の構造を深く理解したい人におすすめです。

本書は、映画や物語が人の心を動かす“仕組み”を徹底的に解き明かした一冊です。

タイトルのとおり、焦点は「感情的インパクト」。観客や読者が作品に引き込まれ、心を揺さぶられるのはなぜなのか? その秘密を、構成、キャラクター、シーン設計などあらゆる角度から解きほぐしています。

「映画の魔法」を信じたい人には、もしかしたら残酷な真実かもしれません。手品のタネ明かしのように、感動の裏側にあるロジックやテクニックが惜しげもなく紹介されているからです。しかし、もしあなたが物語を“つくる側”に立ちたいなら、この本は心強い参考書となるはずです。

ときに冷静すぎるほどの分析が続きますが、その先にあるのは、読者や観客の心を「本物の感動」で満たすための設計図。どんなジャンルであれ、物語を書くすべての人にとっての武器になります。

SAVE THE CATの法則 SAVE THE CATの法則

SAVE THE CATの法則 SAVE THE CATの法則

こんな人におすすめ・脚本を書いているが、どう売れる形にすればよいか悩んでいる人
・物語構成の基本をしっかり学びたい初心者
・映像、舞台、ゲームなどジャンルを問わずストーリーを書く人におすすめです。

本書は、「売れる脚本を書くための“最低限”にして“最強”のルールをまとめた参考書」です。

小難しい理論は脇に置いて、とにかく実戦で使える脚本術がぎゅっと詰まっています。タイトルの『SAVE THE CAT!』は、ストーリー冒頭で主人公に“猫を救わせる”ような好感度アップの場面を入れる、という超実践的なテクニックのこと。これはただの比喩ではなく、「観客に愛されるキャラ」を生み出すための核心的な考え方を象徴しています。

また、筆者は長年ハリウッドの現場に身を置いてきた売れっ子脚本家。その経験から導き出した“売れる脚本”の法則は、シンプルなのに強力。構成、プロット、ジャンル設定から、キャスティングやマーケティングに至るまで、作品を届ける“商品”としてどう設計すべきかが語られているのも大きな魅力です。

読んでいると、「ああ、映画ってこうして作られていたのか!」と膝を打ちたくなる場面が何度も登場します。と同時に、創作へのハードルもぐっと下がって感じられるはず。

10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術 SAVE THE CATの法則

10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術 SAVE THE CATの法則

こんな人におすすめ・アイデアはあるけれど、どう構成すれば物語になるかわからない人
・ジャンルごとの“売れる形”を学びたい脚本家や作家志望者
・映画を観る目をレベルアップさせたい映画ファンにおすすめです。

本書は、「ヒット作に共通する“型”と“ジャンル”を徹底的に解き明かした、脚本家のための最強テンプレート集」となっています。

上記でも紹介している前作の『SAVE THE CAT!』シリーズで脚本術に革命を起こしたブレイク・スナイダーが、本書ではさらに一歩踏み込み、10の映画ジャンル(ストーリー・タイプ)に分類し、それぞれに適した構成の黄金法則を知ることができます。ここで言う「ジャンル」は、単なるアクションやロマンスといった表面的な分類ではなく、物語が本質的に語ろうとする“感情的な構造”に基づいた切り口です。

スナイダーは各ジャンルにおいて、代表的な映画を5本ずつ紹介しながら、「なぜ観客が心を動かされるのか」「どんな展開が最も響くのか」を解きほぐしていきます。そこから導き出されたのが、構成テンプレート“ビート・シート”。まさに脚本家にとっての「カンニングペーパー」であり、ゼロからの企画立ち上げにも、行き詰まったプロットの見直しにも使える頼もしいツールです。

実は、オリジナリティを発揮したいと願う人ほど、一度この「型」を知っておく価値があります。形式に縛られるのではなく、型を理解することで“型破り”が可能になる、そんな逆説的な力を感じるさせてくれる一冊です。

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