誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論

誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論

こんな方におすすめ!
対象レベル
 (2.5)
難易度
 (2.5)
デザイナー
 (5)
ビジネスパーソン全般
 (5)

内容解説

デザインは人のために。
認知心理学者ドナルド・ノーマンが解き明かす、ユーザーを理解するデザインの7つの原則!

製品やサービスのデザインにおいて、”人間中心デザイン(HCD)”は欠かせない考え方です。

認知心理学者ドナルド・ノーマンが提唱するこの理論は、単に見た目が美しいだけではなく、ユーザーが使いやすいと感じられる製品を作ることを目指しています。ノーマンは、デザイナーがどのようにこのHCDを実践すべきかを、「デザインの7原則」として具体化しています。それは「発見可能性」「フィードバック」「概念モデル」「アフォーダンス」「シグニファイア」「対応づけ」「制約」という7つの要素から成り立っています。

それら要素に基づいたデザインの考えを紐解いていきます。

この書籍は20年以上前に出版され、プロダクトデザイナーのバイルブルとされた一冊ですが、グラフィックデザイナーのデザインの領域が広がってきた現代にとって「プロダクト」をデザインすることもあるグラフィックデザイナーの必読書になっています。

本書の内容

本書にでてくる「デザインの7原則」とは?

  1. 発見可能性
    製品やサービスの各機能や操作が容易に見つけられるようにする。
  2. フィードバック
    ユーザーが行ったアクションに対して、明確な反応を返す。
  3. 概念モデル
    ユーザーが製品の動きや機能を理解しやすいように、一貫したモデルを提供する。
  4. アフォーダンス
    機能や操作が自然に理解され、使用されるような設計をする。
  5. シグニファイア
    製品やサービスが何を示しているのかを、明確にする。
  6. 対応づけ
    各機能や操作が予想通りの結果を生むように、その目的と結果を対応させる。
  7. 制約
    ユーザーが誤操作を避け、正確な操作を行えるように、設計上の制約を設ける。

デザインを進める上で、これらの原則に従いながらユーザーの視点を持ち続けることが重要です。

この一冊は、製品を設計するすべての人にとって、使いやすさとは何か、どのように設計すれば人々にとって使いやすい製品ができるのかを理解するために大切な一冊になっています。

出典:Amazon

定価¥3,630
仕様13.6 x 3.2 x 19.6 cm
発売日2015/4/23
ページ数520ページ
著者D. A. ノーマン (著), 岡本明 (翻訳), 安村通晃 (翻訳), 伊賀聡一郎 (翻訳), 野島久雄 (翻訳)
出版社新曜社

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