ユーザビリティが学べるおすすめの書籍・本まとめ【“使いやすい”をデザインするために】

本記事では、Webサイト・アプリ・サービスの「使いやすさ」を高めるための考え方と実践方法が学べるユーザビリティ関連のおすすめ本をご紹介します。

「見た目はきれいなのに、使いづらいと言われる…」
「ユーザーの行動が想定と違う」
「なぜ離脱してしまうのか知りたい」

そんな悩みを抱えるデザイナーやUX担当者にとって、ユーザビリティの理解は必須のスキルです。

今回は、ユーザー目線で考えるデザインの基礎理論から、実際の改善プロセス・検証方法まで学べる良書を厳選しました。

とくに以下のような方におすすめの内容です
  • UI/UXデザインを基礎から学びたいWebデザイナー・ディレクター
  • ユーザー視点で“使いやすい”サービスを設計したい方
  • チームでプロダクト改善に関わる企画・開発職の方
  • ユーザビリティテストやヒューリスティック分析を実践したい方

ユーザー中心のデザインを学べる!ユーザビリティのおすすめ書籍まとめ

ここで紹介する本はすべて、「なぜユーザーが迷うのか」「どうすれば使いやすくなるのか」を理論と事例でわかりやすく解説した内容です。

私も以前、デザインの“見た目”ばかりを意識していた時期がありましたが、ユーザビリティを学んでから“使いやすさ”の重要性に気づきました。

読むたびに「デザインは見せるものではなく、伝えるもの」という本質を実感できるはずです。ユーザーに愛されるプロダクトをつくりたい方に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

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ほんとに使える「ユーザビリティ」 -より良いデザインへのシンプルなアプローチ

ほんとに使える「ユーザビリティ」 -より良いデザインへのシンプルなアプローチ

こんな人におすすめ・ユーザー目線でデザインを改善したいデザイナーや開発者
・UXデザインの基本を短時間で理解したいビジネスパーソン
・現場で使える実践的なチェックリストを探している人

本書は、ユーザーの「使いやすさ」を徹底的に磨くための実践的な参考書です。UXデザインの第一人者・エリック・ライスが、豊富な事例と経験をもとに、製品やサービスのユーザビリティを高めるための具体的な方法をわかりやすく整理しています。

難しい理論よりも、「すぐに現場で使える」シンプルで効果的な手法に重点を置いているのが本書の魅力。各章の最後には、問題点の発見から改善策までを確認できる「10箇条チェックリスト」が設けられており、読んだその日から実践できる構成となっています。

UXの基礎を押さえたい人にも、すでに現場でデザイン改善に取り組んでいる人にも、“ユーザーの気持ちで考える”力を育てる一冊として長く役立つ内容です。プロダクト開発やWebデザインの現場に、一冊常備しておきたくなる本となっています。

ユーザビリティエンジニアリング(第2版)―ユーザエクスペリエンスのための調査、設計、評価手法―

ユーザビリティエンジニアリング(第2版)―ユーザエクスペリエンスのための調査、設計、評価手法―

こんな人におすすめ・UXデザインやUI設計の基礎をしっかり学びたい人
・ユーザー目線で製品開発を進めたいデザイナーや企画担当者
・チームで共有できる実践的な設計プロセスを探している人

本書は、「ユーザーのためのデザイン」を徹底的に追求する人に向けた実践的な参考書です。弟子入り、ペルソナ、ペーパープロトタイプ、ヒューリスティック評価、ユーザテストなど、ユニークかつ効果的な手法を通して、本当に使いやすいUX(ユーザー体験)を実現するための考え方とプロセスが丁寧に紹介されています。

単なるデザイン理論にとどまらず、実際の現場で使える「ユーザ中心設計(人間中心設計)」の実践法を、3部構成で体系的に解説。ユーザー理解から課題抽出、検証・改善までの流れが明快に整理されており、チームで共有しやすい内容になっています。

インタフェースデザインの実践教室 ―優れたユーザビリティを実現するアイデアとテクニック

インタフェースデザインの実践教室 ―優れたユーザビリティを実現するアイデアとテクニック

こんな人におすすめ・UI/UXデザインの基礎から実践まで体系的に学びたい人
・アプリやWebサイトのユーザビリティを改善したいデザイナー
・チームで共有できる設計プロセスを身につけたい開発担当者

本書は、実践的にUI/UXデザインを学びたい人のためのわかりやすい参考書です。リサーチ・デザイン・インプリメンテーションという3つのフェーズに沿って、「使いやすいインターフェース」をどう作るかを体系的に解説しています。

リサーチではユーザー理解を深め、デザインでは情報整理やビジュアル設計を行い、インプリメンテーションでは実際に形にする工程へとつなげていく。こうした一連の流れを、初心者にも理解しやすい言葉と豊富な具体例で丁寧に紹介しています。

また、ストーリーボードやペーパープロトタイプ、ユーザビリティテストといったテクニックから、テキスト表現やアニメーションの使い方といった細部の工夫まで、デザインの質を底上げするヒントが満載です。読後には、ただ美しいだけでなく、使いやすく心地よいデザインとは何かを、実感できるはずです。

デジタルプロダクト開発のための ユーザビリティテスト実践ガイドブック

デジタルプロダクト開発のための ユーザビリティテスト実践ガイドブック

こんな人におすすめ・ユーザー視点を取り入れた開発を実践したいデザイナーやPM
・プロダクトの品質向上に本気で取り組みたいチームリーダー
・ユーザビリティテストの運用を組織に根づかせたい担当者

本書は、ユーザビリティテストを正しく理解し、現場で使える知識として定着させるための実践的な参考書です。テストの概要から準備・実施・分析の具体的手順、さらに組織全体にテスト文化を根づかせるポイントまで、体系的に解説しています。

多くの現場で見落とされがちな問題として、テストが開発の“最後”に形だけで行われるケースがあります。しかしそれでは、重大な欠陥が完成間際に発覚し、「もっと早く気づけたはずの失敗」につながってしまいます。本書はそんな事態を防ぐために、プロダクト初期段階からテストを取り入れる重要性を、比喩や実例を交えてわかりやすく伝えています。

テストの方法論に加え、「なぜ行うのか」「どの段階で行うべきか」を理解できる内容となっており、UX改善の本質を学びたいすべての人にとっての必読書といえる一冊です。

はじめてのUXデザイン図鑑

はじめてのUXデザイン図鑑

こんな人におすすめ・UXデザインを自社の開発やマーケティングに取り入れたい人
・顧客体験を改善して競争優位を築きたいビジネスリーダー
・ユーザー視点で考える力を身につけたいデザイナーや企画職

本書は、あらゆるビジネスシーンで“UXデザイン”を武器にするための実践的な一冊です。商品企画から販売、アプリ開発、DX推進まで――現代のビジネスにおいてUXの考え方がどれほど不可欠かを、豊富な実例とともに解き明かしています。

UXデザインとは、単にデザインの見た目を整えることではなく、ユーザーがサービスやプロダクトを通して得る体験そのものを設計すること。数多くの競合製品の中から「選ばれる理由」をつくるには、ユーザーの感情や行動を理解し、それに寄り添う体験をデザインすることが求められます。

本書では、UXデザインの導入から設計・実装までを体系的に解説し、さらに61の事例を通して現場での具体的な応用方法を紹介。デザインやマーケティングに限らず、経営や商品開発に携わる人にとっても、ユーザー中心の思考法を身につけるための心強い味方となる内容です。

UX原論 ユーザビリティからUXへ

UX原論 ユーザビリティからUXへ

こんな人におすすめ・UXの本質や定義を正しく理解したいデザイナーや研究者
・体験設計の理論を体系的に学びたいビジネスパーソン
・UXの歴史と今後の方向性を整理して学びたい人

本書は、混迷するUXという概念を体系的に整理し、その本質を解き明かした決定版です。UX(ユーザーエクスペリエンス)という言葉が広まってから20年。今では誰もが口にする言葉となりましたが、その定義や手法は多様化しすぎており、正確な理解にたどり着けないまま使われているケースも少なくありません。

著者はこの分野の第一人者として、UXの歴史的背景をたどりながら、本来の意味と正しい方法論を明快に整理しています。なぜUXが重要なのか、デザイン思考やユーザビリティとの関係は何か、そしてどのように実践へとつなげていくべきか――理論と実践の両面から読み解くことで、UXの全体像をすっきりと理解できる構成になっています。

表面的なトレンドとしてのUXではなく、“人間中心の体験設計”という本質的な思想を深く掘り下げたい人にとって、まさに必携の一冊です。

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